NHKスペシャル「謎の感染拡大」新型ウイルスの起源を追う
NHKスペシャル「謎の感染拡大」新型ウイルスの起源を追う
を観ました。
まだ、その出所・発祥地は確定されていませんが、WHOは来年2021年1月にも中国に調査機関を派遣して調べるとしています。
今回の番組で最も強調されていたのは、
感染拡大の途中で、情報が検閲という形で遮断されてしまったということ。
それは、研究者の調査情報までもが、国家間の医学者関係者間で共有できなかったことです。
発祥するのは、非人為的なことだとしても、それを広げてしまうのは、思惑が絡んだ人為的だということを知らされました。
そして…。
もし、中国という国が、自由な発想、自由な発信を断固として制限するという態度について、このまま変わらないとするならば、第2の新型コロナや、はたまた、人々の争いまで引き起こしてしまうのではないでしょうか。
アリババGのトップ馬氏は、いま、完全に出る杭を打たれました。
鼻をへし折られた格好です。
馬氏だけではありません。
国にとって不都合な情報のみならず、不都合な人さえも、抹殺とは言わないまでも、地下の奥深いところに追いやることが可能になっています。
すべての行動、すべての発言、すべての発信が徹底した管理下に置かれようとしています。
YouTubeで隠語を使って中国内部の統制へのアラームを発信しようとした動画も少し前に有名になりました。
そうなると、今回のような感染拡大に関する人々の発信、中国国内医療関係や研究者・研究所の情報が遮断されることになるでしょう。
世界や、私たち日本ができることは、「中国の方々に少しでも人道的な道というものの見本になっていくこと」です。
それは、どういうことかと言うと…。
いまや、中国では国民全体にポイント制度が導入されていると聞きます。(持ち点は1人1000点から始まるらしいです)
そして、共産党員への勧誘制度も。
つまり、例えば、道でタバコを吸っている様子は、日本の数十倍、数百倍になると言われている監視カメラで撮影されて、すぐさま、通報されます。
からの、ポイント減算となります。
政府の悪口も全て監視カメラを通じて報告され、ポイント減算されます。
中国の方々が日本のテレビ番組でインタビューを受けた映像さえも、検閲されている可能性があるとして、自国中国政府の悪口が言えないということなのです。
ポイントが高くなれば、良い大学に入れますし、良い職業にも就けます。
税金や、補助金まで優遇され、良いこと尽くしです。
逆に、ポイントが低くなれば、その逆で、家族や親族まで巻き込んで冷や飯を食わされることは容易に想像が付きます。
こうしたことこそが、今回の、アリババGトップが政府従順への方向転換、あるいは、絶ち消えないHUAWAYに対する世界からの不信感のもととなっているのではないでしょうか。
こうした、強権政治は、間違い、これは正しいという判断基準が、数年のうちに、すべて、政府へのご機嫌窺いになるでしょう。
私たち一般国民としては、本来の人としてあるべき姿を、見せていくことで、それを食い止めることができるでしょう。