不当利得とも取れる「入学しないのに払わされる入学金制度」
「入学しない大学の入学金は払いたくない」
数年前、学生側の勝訴を見ましたが、それでもまだ、この手の大学側の制度が続いていたのですね。
この世の中、通常は債権があって、債務がある双務契約です。
この入学金制度にいたっては、なにも、大学側が学生側にしてあげることがないのに、大学側が学生からお金だけを得るシステムで、本当に異質なことです。
しかも、他大学の発表前に支払期限を設けたりしますから、確信犯でもあり、始末が悪いです。
大学の精神でよく、「~~の心」とかを掲げていますが、入り口から、それとは違ったりします。
大学側からすれば、受験関連費用の補填であったり、入学者確保の苦肉の策でしょうけれど、入学しない学生には、なにも債務を果たしていないのにお金を取ることより、
🔘合格したら、その合格権利を複数年間、有効にしてあげたりしたりして
大学の魅力を上げる方が先です。
合格権利が複数年あれば、
学生は、次の年、より高い目標を持って受験に臨めますし
大学は、一度、その大学のレベルをクリアした学生を取れる
メリットがあるかと。