「誤解してくれたらラッキー」な思想の蔓延

消費者、視聴者が賢くならなければ簡単に貶められる時代です。

1. 東証一部上場「大手飲料メーカー」


サプリメント「今なら初月無料」で始めると、継続しないを忘れると、3ヶ月分が送られてきて、3ヶ月分は支払わなくてはならないシステム。

 

口座引落やクレジットカード払い登録では、申込者は警戒して初回すらも申し込むのを躊躇うため、敢えて、3ヶ月分が送られて来る際は、振り込み方式。

 

この方法にまんまと引っ掛かったと見られる人からの、メルカリへのサプリメントの売りが多数見られます。


2. 大手スーツ販売店


上段に39,800円
下段に59,800円
そこに「2着」という文字。


この3フレーズを見て、
「普通なら」、「あー、1着が39,800円、2着で59,800円。悪くないな」って取ってしまいがちですが、答えは…


1着なら59,800円
2着目が39,800円
です。


つまり、「2着買うことを前提」にした価格が上段に書かれている訳です。


そんな「想定価格」が「現実価格」よりも上段に来る時代なのです。


3. 超大手広告会社


今や、モバイルユーザーに対する冒涜かと。
スマホで見ているコンテンツに被せて思い切り広告を掲載してきます。
そこには、「閉じる」ボタンも「❌」ボタンもなく、覆い被さっている下の情報を見るには、何度か開き直しするしかありません。
その度に、広告会社にチャリンチャリンと手数料が入るシステム。
これが日本ナンバーワンの広告会社だったりします。


いま、Webマーケティングは激しいアイデア競争状態ですが、本当に、そこには視聴者ファーストの理念は置き去りにされています。


さらには、上の例で言えば、視聴者が、コンテンツが隠れていることに気付かないようにも知恵を出しているようなケースも。


つまり、調べものをしていても、元々の情報を全て見切れていないケースも出てきています。
気付いていないだけで。


1~8まで見て終盤の9~10で正しい情報や逆説的情報が入っていたとしたら、間違った1~8の情報を参照して間違った判断が、社会に流出している可能性も多々あるのです。


本当に、この日本も「騙せたらラッキー」「騙された方が悪い」的な世の中に確実になってきています。